コルナゴのマスターフレーム、オーダーして6カ月経ちやっと入荷です。
伝説の名車は今でもイタリアの工房で丁寧に造られており溶接から塗装まで完全なるイタリアメイド。カーボン全盛の今、ロードバイクメーカーのほとんどがスチールフレームの製造をもう行っておらず、このようなフレームを今でも提供しているこのメーカーからは真の自転車愛が伝わってきます。勝手な想像ですが高級スチールフレームは手間がかかり多くの本数を生産できず、購入者も多くないのを考えると会社にとってビジネス的に全く貢献しないと思われます。作り続けてるだけで『ありがとうございます』と言いたいです。
昨年のポガチャルツール制覇で久々にコルナゴの名声が響きましたが頂点と言えばやはりこの時代でしょう。
当時のクラシック最強チームと言われたマペイチーム。
地獄のレースと称されるパリールーベでの1・2・3フィニッシュはこの先も塗り替えられることのない栄光でしょう。
初期のモデルで使われていたコロンバス特注の星形ジルコチューブは丸型パイプが主流の時により強さを求め開発。ねじれに強くしなやかで長距離の先にいける真のロードフレーム。
パイプとパイプをつなぐラグにおいても芸術の域。細かく肉抜き加工され一見してマスターとわかるデザイン。ラグにはメッキ加工されスチールフレームの醍醐味が存分に堪能でき、磨き甲斐があります。
コルナゴのトレードマーククローバーも肉抜きしハンドペイントで塗装される。この美しきグラデーション塗装は新車でなかなか見る事が無いかと思います。芸術的塗装ができる職人も少なくなりコストも非常に高い為オーダーフレームの世界でないとなかなか無いでしょう。
過去にはマスター・オリンピックやマスターエクストラライトなんてのもありました。
こういったグラデーション塗装はもちろんハンドペイント。コルナゴフレームの塗装を一手に引き受けるパマペイント塗装です。
ショートタイプのエンドは厚く剛性感高い。昔のスチールフレームはどのメーカーも職人の細かい仕事が光っていて各社腕の見せ所でした。
コルナゴの看板ともいえるストレートデザインのプレチーザフォークは抜群のコントロール性能と安定感でコルナゴの走りを決定づけたフォーク。87年発表以降各社はこぞってコピーしカーボン主流になった現在でも多くがストレートフォークを採用しています。その方に光るクローバーマークもカッコイイ。
このエンドの厚みは他社のスチールフォークと比較してみてください。ここまでの厚さと奇麗さはオーダーフレームにしか無いと思います。
入荷サイズは530mm。身長170~175cmくらいがピッタリでしょうか。
他カラーやサイズ違いのオーダーも受付できます。納期は半年くらいか・・・。
メーカー希望小売価格
税込み:363,000円(価格は変動する可能性があります)
インスタグラム:https://www.instagram.com/seo_samezu/
セオサイクル鮫洲店 沼尾 地図>>